【住宅リフォーム売上ランキング2023・増収企業リポート】近江建設、価格別に2ブランド展開、水回り専門店で知名度向上

近江建設（山形県山形市・年商34億8000万円）のリフォーム事業が伸長している。前期のリフォーム売上高は14億5000万円、前年比14％増だった。

4年の歩み、成果に

執行役員リフォームカンパニープレジデントの最上拓朗氏は、増収の要因について「昨年特別に何をしたというわけではなく、4年前にブランドを分けて仕組み化を図ってきました。その取り組みの成果が出ているなという感覚です」と語る。

同社は2つのリフォームブランドを持つ。高単価の中・大規模リノベーションを請け負う「リフォーム館Oumi」と水回り専門店「リココ」だ。

「リココ」は4年前に作ったブランド。それ以前は「リフォーム館Oumi」で水回り工事も受注していたが、「安売りをしている」というイメージを持たれたくないと考え、「何％オフ」などと価格を明示した広告を打ってこなかった。