大阪の有力リフォーム会社ナサホーム(大阪市・年商88億5000万円)は、東京に初出店した。場所は港区外苑前駅から徒歩約3分、30坪ほどの広さのなかに、3つの商談スペースを構えた。
住宅設備の展示をなくし、代わりに造作家具や観葉植物を置いた。富裕層が暮らす立地に見合う、上質な雰囲気を作り出すことが狙いだ。
青山に高級店出店
「かつて梅田に出した際のブランディング効果もあり、一番初めに出すのであれば目立つところに、という社長の思いがありました」と話すのはフォーマルなスーツに身を包んだ生田新店長だ。同社は2010年、大阪の中心に「梅田リフォームスタジオ」を開設して以降、売上を伸ばしてきた実績があり、東京の一等地に店を構えることに逡巡はなかったようだ。また、商談スペースのみに特化した店舗を作ったのは、同様の店舗設計となっている兵庫県の西宮店で手応えを得てのこと。生田店長によれば、西宮店は2021年5月にオープンして以来、売上高が右肩上がりに伸び、直近で4億円前後となっている。

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