業界唯一の「高品位ホーロー」を武器に、地方拠点出店、固定一律掛率、集合住宅強化など独自のビジネスモデルを展開してきたタカラスタンダード(大阪府大阪市)。近年は大都市圏で攻勢をかけるとともに、リフォームに注力したことで需要を獲得。キッチン、バス、洗面の3部門合計でトップに躍り出た。
ホーローの可能性を追求、デザイン力大幅アップ
ショールームやCM効果でリフォーム好調
売上高20年で1.6倍に
タカラスタンダードの業績が好調だ。前期2023年3月期通期の実績は売上高2274億円で過去最高となった。今期も引き続き順調で、24年3月期上半期の売上高は1146億円、うちキッチン、バス、洗面化粧台の水回り3部門の売上合計は1094億円となった。
同業大手と比較すると、住設メーカー最大手LIXILの24年3月期上半期の水回り3部門の売上合計1088億円を抜いた。
キッチン単体では、23年3月通期決算の時点で既にLIXILの1009億円、クリナップの1008億円に対して、同社は1368億円と大きく差をつけていたが、いよいよキッチン、バス、洗面化粧台の3部門トータルでもトップに躍り出たことになる。

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