外壁や屋根の塗装を手掛けるゆうき総業(山形県上山市)は、法人受注を本格化することで売上を大幅に伸ばしている。2023年8月期決算はその前の期の5億7000万円に対して78%増となる10億2000万円で着地した。今期は12億円を見込む。
温泉施設を全面改修
前期はこれまで引き合いがあっても断っていた法人からの大規模修繕を積極受注した。前年は1億円に満たなかった売上高が3億円ほどに。例えば、花巻市新鉛温泉にある9階建てホテルから外装の全面改修を依頼されたケースでは、受注額が2億円ほどになった(前期決算に反映されたのは半数の1億円)。施工時に足場を設置すると客間からの景色が遮ぎられるため、代わりにゴンドラを設置。6000平方メートルにおよぶ外装面をすべて補修し、昭和の面影が色濃かった旅館を近代的なホテルへと蘇らせた。

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