飯田G傘下の東栄ホームサービス、点検メインに2割増【住宅リフォーム売上ランキング2024・増収企業リポート】

飯田グループホールディングス（東京都武蔵野市）傘下企業で、とくにリフォーム売上高を伸ばしているのは、東栄ホームサービス（東京都小平市）だ。同社単体での同売上高は46億2000万円で前期比22％増となった。過去2年間で3割弱の伸び率を見せている。

点検きっかけに受注拡大

防蟻や外壁塗装メイン

受注の多くは、新築OB客からの定期点検のタイミングをきっかけに生まれる。同社では、竣工から半年後、2年後、5年後、10年後という周期で定期点検を実施。「メンテナンスによりその資産価値と居住快適性の維持を実現する」というコンセプトを元に、点検からフィードバックを行い、その後の営業提案につなげる。5年後には主に防蟻工事と配管洗浄、10年後は屋根外壁工事を受注することが多い。さらに給湯器やキッチン、トイレなどの水回り交換まで受注するケースもある。リフォームの営業社員は約40人で、人員体制も増加傾向にある。