情報整理に役立つ米国発のツール「Notion(ノーション)」がリフォーム事業者の間でじわりと人気を集めている。特徴はメモやタスク管理、データベースなどさまざまな機能を一元化できる点だ。日本語対応のバージョンが登場したのは2022年だが、外装業者や買取再販業者など、さまざまなリフォーム事業者の間で活用事例が出てきた。
外壁塗装や屋根工事を得意とする石井建装(茨城県取手市)はデータベースをメインに使用している。例えば「困ったときのお助け掲示板」内には、店長、営業、施工管理、バックオフィスなど業種ごとに掲示板が用意されている。「営業」内にある「時間が空いたら何をやっていいかわからない」という項目をクリックすると、ポスティングの折り込み準備やOB顧客への挨拶回り、倉庫整理、職人の確保といった、必要な業務が記載されている。「隙間時間を制するものは仕事を制す、と考えて作りました」と、石井満久社長は話す。
石井建装では自社の経営ビジョンなどもアーカイブとしてNotionに掲載。ほかに求人情報、休みの手続き、給与計算のマニュアル、名刺の手配といった各種手続きも用意されている

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