住友林業グループの住友林業ホームテック(東京都千代田区・前期リフォーム売上高684億1000万円)は、自社のリフォーム商品「Reforest(リフォレスト)」を通して、戸建ての性能向上リフォーム、木材を活用した空間コーディネートを進めている。専門チームが行う耐震・省エネ診断を実施し、リフォームに伴う法的な問題や資金計画にも対応しながらプランを提案する。
制振ダンパー活用で耐震補強
高性能グラスウールで断熱性強化
施工事例。リフォームで性能向上させ、顧客満足の高さをアップする
省エネ診断を実施
同商品は、住友林業が提供する新築住宅と同様のオリジナル部材をリフォームにも採用したもの。強みである良質な木を内装材に使用し、耐震・断熱化をはかる。「空間提案」「性能提案」「安心サポート」を軸に施主のニーズごとに提案。リフォームの対象は、木造在来工法の持ち家所有者。大型リフォームに特化し、半年で受注した大型木造戸建てリフォームの半数を占める。単価も、案件によって異なるが1000万円を超えることもある。
まず「空間提案」では、5樹種10カラー、9つのインテリアコーディネートを用意。5つの樹種は、オーク、ウォルナット、チェリー、アッシュ、チーク。そこに9タイプの推奨インテリアコーディネートを専任のインテリアコーディネーターが施主の好みに合わせてカスタマイズする。
次に「性能提案」では、耐震性能と断熱性能の診断を行う。耐震診断は専任の設計技術担当が行い、1〜2時間ほどかけて建物全体を念入りに調査する。OB顧客の場合は、構造や建設時期の情報を把握しているが、OB顧客ではない新規顧客の場合は建物ごとに構造や仕様が違うため、時間をかけて診断し施工計画を立てる。

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