都道府県別リフォーム売上ランキング2024で、山梨県で2位にランクインしたのは、米山住研(山梨県南アルプス市)だ。同社は南アルプス市と甲斐市に根づいて新築、リフォーム、不動産事業などを手掛ける。2024年8月期の売上高は約6億2000万円。そのうちリフォームの売上高は約4億5000万円、新築が約1億3000万円、不動産が約3600万円だ。
リフォームは車で15分圏内が対象
ランチェスターを採用
同社は狭いエリアで圧倒的なシェアを確立する「ランチェスター戦略」を採用している。リフォームは車で15分圏内、新築は30分圏内を対象エリアとし、大手ハウスメーカーが入り込めない地盤を築いている。米山正仁社長は「狭いエリアで事業を展開して、そのなかでナンバーワンになることで、大手が入ってこれない環境を作りたいです。現在本社のシェアが12%ほど、その他の店舗が7%ほど。名前は知られていると思います」と語る。
同社はランチェスター戦略に則り、あらゆるニーズを獲得できるよう地域密着の店舗展開を進めている。現在は本社に加え、LIXILリフォームショップ2店舗、LIXIL不動産ショップ1店舗を展開。本社は新築などを主に取り扱っている。LIXILリフォームショップは2013年に南アルプス市に、2016年に橋を渡った先の甲斐市に出店した。2020年にはLXIL不動産ショップも南アルプス市に展開した。
相談会で新規獲得
シェアを高めるために、同社はさらなる新規獲得に力を入れている。そのために、ショールームを活用して、水回りの相談会を実施。相談会は春に3回、秋に3回、そのほか2回、年間で合計8回開催している。集客はチラシで行い、1回あたり約3万部を配布する。

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