マンションの買い取り再生販売事業を手掛けるリビタ(東京都渋谷区)は、戸建ての再販事業を開始する。
築年数は問わず、木造在来工法の中古戸建てを買い取り、リノベーションした後に販売する。価格の目安は5000万円〜7000万円台となる。
対象エリアは東京・神奈川の城南城西エリア。土地が坪100万円程度のエリアで、30坪以上が対象。
戸建てを再生した事例
再生のテーマとしているのが耐震性・耐久性、省エネ性の向上。耐震基準適合証明の取得による新耐震基準への適合やフラット35適合証明を取得する。さらに既存住宅売買瑕疵保険の加入や、リノベーション住宅推進協議会が定める「R5住宅」適合など、一定の品質を確保する。また、省エネ等級3程度の断熱性・気密性を確保する。
間取りや仕様については、ライフステージの変化に合わせて部屋数や収納スペースを変えることができる「可変性の高いすまい」をテーマに再生する。
新たにウェブサイト「HOWS Renovation Lab.」を立ち上げ、暮らし方やイベント情報などを発信していく。
現在、都内に2棟の戸建てリノベーションが完成。初年度販売計画については未定。
同社はこれまで1棟まるごとリノベーション分譲(25棟・874戸)や区分マンション買い取り再販(238戸)などを中心に手掛けてきた。
今回戸建てに参入した理由は、東京都内の戸建ての流通量がマンションに比べて低く、未開拓マーケットをビジネスチャンスと捉えたため。
「高めの価格設定になりますが、より嗜好性の高い人向けに提案していく。新築以外の新しい住宅の買い方を進めていく」(内山博文常務取締役)。

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