リフォームやガス販売、水道工事などを手掛ける豊田(埼玉県吉川市)は、新しく就任した豊田雅子社長のもとで改革を進めている。主な取り組みは2つ。施工管理アプリの導入とマーケティング部署の新設だ。
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同社の2024年8月期の売上高は7億7000万円。そのうちリフォーム事業は3億4000万円を占める。2億2000万円が元請け工事、1億2000万円が工務店や、不動産会社からの下請け工事によるものだ。加えて、ガスの販売や水道工事、修繕工事も手掛けている。
同社は2年前に施工管理アプリ「ダンドリワーク」を導入。職人のスケジュール管理や工事進行状況のリアルタイム共有を効率化した。以前は壁に大きな板を貼り、手書きのカレンダーで管理していた。書類や図面も現場で散乱していた。それが現在はすべてアプリ上で確認可能だ。「海外から戻り、入社した際に書類の多さに驚きました。それを解決するためにアプリの導入を決めました」と豊田賢人副社長は話す。
各現場ごとの工程管理が可能になり、自社職人15人含め従業員は自身の予定を一目で把握できる。外注職人にもIDを付与し、アプリ上で一元管理している。現場で発生したトラブルもコメント機能で即座に共有でき、担当者が迅速に対応可能になった。
