インドネシアに建築研修センターを設立したROY(神奈川県川崎市)は、インドネシアの技能実習生候補者と、日本の受け入れ企業とのウェブ合同面接会を1月に2回実施した。
第2回ウェブ合同面接会の様子
面接会には、1回目と2回目合わせて日本の受け入れ企業10社が参加。技能実習生候補者は65名が参加し、このうち4名が大工やクロス張りの職人として採用が決定している。
面接は、まず技能実習生候補者の自己紹介から始まる。名前や年齢、趣味、家族構成、職務経験の有無など。18歳から30歳ほどの男女が参加し、なぜ日本で働きたいかをアピールする。その多くが親やきょうだいを養うため、日本の技術を身に付けたいといった理由だ。
日本の受け入れ企業からは、日本語をどのくらい勉強しているか、建設業界で仕事をした経験の有無、日本で行きたい場所はあるかなどが質問された。
今回、技能実習候補者の採用を決定した田村工務店(兵庫県尼崎市)の田村孝司代表取締役は次のように話す。
「言葉の壁が課題となることが多いですが、研修プログラムのなかで日本語能力の向上を徹底していることから今回採用に至りました」
今後も月に1、2回の頻度でウェブ合同面接会を開催していく予定だ。

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