総合不動産事業者のリスト(神奈川県横浜市)は中古の売却物件にリフォームの見積もりを添付するサービスを本格化する。部位別の改修費用を明確化することで、物件購入時のリフォームを促進することが狙いだ。
「お客様が中古住宅を買ってリフォームする場合、こちらからやる気にさせるというよりも、やりたい方だけが行っている状況。そこで、見積もりを事前に用意することで、リフォームのことが頭にない方も、検討してもらうきっかけになればと考えています」(森下竜太資産コンサルティングセンターセンター長)
同社では、常に120件ほど中古住宅の売却依頼物件を持ち、月間20数件を仲介している。まだ、全ての物件への見積もり添付はできていないが、今期中にその体制を整える方針だ。基本的には、フルリフォームの見積もりを付けることで、どのリフォームにどのくらいの費用がかかるかを網羅する。その中から買い主に希望のリフォームを選んでもらう形だ。
「キッチンはまだ新しいけどお風呂は変えたいなど、見積もりを見ながら、リフォームの内容を選んでもらいます。他社が買い主を見つけてきた場合も、この見積もりがあれば、リフォームの提案がしやすいと考えています」(森下センター長)
前期売り上げは234億円。仲介事業のほか、分譲事業も行っている。

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