カナジュウ・コーポレーション(神奈川県横浜市)は9月から、リフォームOB客を訪問する巡回スタッフ制度を導入した。同社は、ガス販売とリフォームを行い、前期のリフォーム売上高は4億3000万円。3年後のリフォーム売上高7億円を目指す。
同制度の導入は、リフォームで初めてつながりを持ったOB客からのリピート率を現状の17%から40%まで拡大させるのが狙いだ。同社はこれまでガスOB客へのリフォームを中心に行ってきたが、3年前から新規客へリフォームを拡大、累計750件施工してきた。
しかし、これまでOB客への訪問は前回の工事を担当した営業スタッフが行ってきたが、多忙のために十分に回ることができていなかった。
「リフォームOB客との心の架け橋を作ることが目的です。生活に対する不満をくみ取って、次のリフォームの受注につなげていきます」(住宅環境営業部 加藤克己部長)
巡回スタッフは3カ月に1度定期訪問する。2名の女性パートスタッフで月間360件ほど回り、別箇所のリフォームや修繕の受注を40件弱取っている。また、リフォーム・着工時の近隣への挨拶周りにも参加し、着工時から施主や近隣との関係づくりを行っていく。
同社は現在、横浜リフォームスタイルという外部サイトによる新規獲得、ガスOB客からの受注とともにリフォームOB客の囲い込みに力を入れる。

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