いのうえ建装(神奈川県横浜市)は、いのけんマスターズなる職人組織を結成した。これにより60代の職人を集中的に増やしていく。
狙いは人件費の圧縮。同社は、前期まで工事も正社員で行っていたが、工事のない時期も人件費が発生しており、経営を圧迫していた。そこで、3人人員を削減し、正社員を事務と営業の4人に圧縮、日給制の職人を集めることにした。現在は5人専属雇用している。今期は100万円程度人件費を圧縮できる見込みだ。
「週1人面接しており、3人に1人は雇用できています。60代の職人には、技術がありながら失職している人が多いようです。当社は現在経営を拡大しており、専属職人を増やしつつ、教育していく計画です」(井上浩志社長)
面接希望者にはクセのある人が多いが、雇用後は真面目に丁寧に仕事をするので、同社も期待している。同社は今期前年比120%の1億円の売り上げを見込んでいる。

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