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築48年団地を1棟再生UR都市機構

築48年団地を1棟再生 UR都市機構

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 UR都市機構(東京都新宿区)はこのたび「花畑団地」を一棟まるごとリノベーションした。今回手掛けたのは東京都足立区にある築48年の1棟、10戸。

 特徴は和室をルームテラスに変えた点。半屋外スペースを設けることで、光や風を室内に取り込む設計。「朝起きて光を浴びて朝食を取ったり、心地よい風を感じながら読書したり、使い方はさまざまある」(新津乃子主査)

テラスから光や風を取り込む設計
テラスから光や風を取り込む設計

 またもう一つの特徴はアルミサッシを木製の二重サッシにし、断熱性能を高めた。また、木にすることでアルミの硬い印象を柔らかい雰囲気の空間に変えた。

 また従来、和室が中心だったがすべて洋室に変え、キッチン、ユニットバスなども一新。躯体は耐震性能に問題がないことから補強などは行っていない。

 設計は平成23年に行われた「団地再生デザインコンペ」で最優秀賞を獲得したCamp Designの藤田雄介氏。

 UR都市機構は70万戸を超える団地を管理しており、築年数の古い住宅ストックの再生に取り組んでいる。東京・高島平には無印良品とコラボした団地などもある。

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