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縁家、「ビジネスモデル」をANDPADで一本化、品質と信頼度アップ

縁家、「ビジネスモデル」をANDPADで一本化、品質と信頼度アップ

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縁家 ロゴ

福岡県内で外壁塗装を中心にリフォーム業を手掛ける縁家(福岡県宗像市)は、「家を通じて関わるすべてのご縁を大切に」との想いを社名に込めて2023年9月に設立した。県内に2店舗を構え、昨年の売上高は3億4000万円と好調に業績を伸ばしている。「品質にこだわり、自分たちのファンを増やすことが第一」をモットーに、着実に支持を集めている。設立当初から導入している建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」について、代表取締役 今徳大祐氏と経営管理室  行正京平氏に聞いた。
 

縁家 縁家の代表取締役 今徳大祐氏(右)と経営管理室  行正京平氏(左)に話を聞いた縁家の代表取締役 今徳大祐氏(右)と経営管理室  行正京平氏(左)に話を聞いた

理想の業務フローをANDPADに落とし込む

同社では、顧客からの問い合わせに始まり契約を経て着工と完工、アフターに至る収益を上げる一連の流れや行動を「ビジネスモデル」と定め、より良い実行と改善に取り組んでいる。

時代が多様化し、お客さんの知識レベルも上がっている中で、お客さんの満足度を上げるためには、顧客や現場の情報の蓄積をし、現場の品質を高めることが必須だと考え、「ANDPAD施工管理」「ANDPAD受発注」「ANDPAD引合粗利管理」を導入した。

縁家 経営管理室 行正京平氏は、ANDPADを導入することで社内の教育やビジネスモデルのフローが可視化できたと語る経営管理室 行正京平氏は、ANDPADを導入することで社内の教育やビジネスモデルのフローが可視化できたと語る

今徳社長は、「社名の由来にもなっている"人との縁"を大切にしていくためにも、顧客管理を重視していきたいという思いがありました。また、ビジネスモデルを推進するうえで、現場情報と連携しているANDPADの基幹システムがうちにぴったりだと思いました」と導入当初を語る。社内で運用を開始する前に、ビジネスモデルを円滑にするために必要な項目や行動、役割分担などを書いた設計図を作った。「その設計図を元に、ANDPADのどの機能を使えば設計図が成立するか、といった視点で記載のルールや、運用を進めていきました」(今徳社長)

ANDPADで情報を入力すれば、同社のビジネスモデルのフローに乗る仕組みが整っている。ANDPADの導入を通して、社内の教育やビジネスモデルのフローが整理整頓され、可視化できるようになった。

また、ANDPAD運用開始を機に、表計算ソフトや別ソフトを使っていた営業管理や報告書の提出もANDPADに一本化した。「ANDPAD引合粗利管理のダッシュボードを開けば案件一覧や対応すべきお客様が把握できて、それらをもとに案件対応のフォローや、見込みの開拓営業もしています。案件内に現調したお客様への対応内容や写真などの情報が入っているので、現場状況とのやり取りも格段にスムーズになりました」(行正氏)

作業報告に関しても、ANDPADでの日時締め処理の完了報告を提出すればOKの仕組みとしており、従来の現場側の工数より遥かに削減している。

縁家 ANDPAD引合粗利管理を活用することで案件の進捗管理が格段にスムーズになったというANDPAD引合粗利管理を活用することで案件の進捗管理が格段にスムーズになったという 

システムが「顧客との強い縁づくり」に貢献

同社は2024年にお施主様とのコミュニケーションツール「ANDPADおうちノート」も導入した。顧客との結びつきを強めただけでなく、社内の記録保持や安全管理面でも大きく貢献しているという。今徳社長は「ANDPADおうちノートを使って、メッセージに加え、200枚程現場の写真をお送りしています。お客様からの反応も良く、サービスの質を高められていると思います。やりとりの履歴は無期限に残るので、お客様には、単なる連絡ツールではなくやりとりを含め、家の記録を残せるサービスとしてご案内しています。良い口コミも増え、確実に満足度向上につながっています」と全幅の信頼を寄せる。

行正氏も「日毎の作業状況も鮮明な写真で手に取るように分かるので、例えば遠方のご家族が実家の状況を把握したいといった場合にもご好評いただいています。それまで、お客様とのやり取りはスタッフ個人のチャットアプリが中心で抵抗もありましたが、お客様からも連絡しやすいと言っていただいています」と、たしかな手応えを感じている。

「我々のゴールは、お客様に縁家のファンになっていただくこと。工事が終わってファンになっていただけたら、他のお客様のご紹介にも繋がりますし、ホームページに載せる写真やインタビューにもご協力いただけます。OB客向けイベントの開催などで接点は続いていきますし、そういったご案内ができるといった点でも、ANDPADおうちノートが活用できていると感じます」(今徳社長)

縁家 施主への施工報告はおうちノートも活用して細かく念入りにすることで、顧客の満足度向上にもつなげている「ANDPADおうちノート」を通して施主との円滑なコミュニケーションを実現している

同社では、外壁屋根塗装の現場では一工事で150〜200枚と膨大な量の写真撮影をするが、その画角や画質、枚数など、職人への細かな教育を徹底している。顧客との連携に限らず、社内でも施工管理のフォーマットが作れるようになり、属人化しがちだった現場報告の標準化が実現した。写真管理をはじめとした現場報告は手順に沿って入力しないと次に進めず、職人にもANDPADの操作フローを含めた評価基準で報酬・表彰制度を定めた。それらの実践により意識改革と健全な競争意識を生み、顧客の満足度向上に直結している。

たしかな品質を提供して、その先へ

今徳社長は、ANDPADと自社評価制度の掛け合わせによって、提供する工事や対応品質が着実に向上していることに手応えを感じている。「もちろん、現場の直接的な品質は社員の現地での立ち合いによりしっかりチェックしますが、ANDPADは、報告や連絡といった、オン・オフラインをつなぐ役目を担っています。職人さんの間でも『良い職人はこうやってANDPADを使いこなしている』というのが浸透してきています」と語る。

同社は現在2支店体制だが、年内、さらに1支店のオープンを目指すという。ただ、それも良い対応と工事ができている前提があってこそだという。「品質を高めたうえで、マーケットが広げられるならそうしたい。まずは、お客様の口コミ1000件を目標にしています。良いチームだから良い仕事ができると思っていますので、引き続き工事に関わるすべての者の教育と連携、結束に一番力を入れていきたいです」(今徳社長)

問い合わせ先

アンドパッド ロゴ株式会社アンドパッド
(東京都千代田区)
TEL: 03-6831-4551

商品紹介

「ANDPAD」は現場の効率化から経営改善まで一元管理できるシェアNo.1※クラウド型建設プロジェクト管理サービスです。2016年に提供を開始し、直感的で使いやすさにこだわった開発と導入・活用への徹底したサポートで、利用社数21.6万社、ユーザー数55.0万人を超えています。国土交通省のNETIS (新技術情報提供システム) では「令和6年度推奨技術」に選定されています。

※『建設業マネジメントクラウドサービス市場の動向とベンダシェア(ミックITリポート2024年12月号)』(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)

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