バスシステムデザイン研究所(大阪府大阪市)は、既存の浴室を壊さずに再生する「エコバスリフォーム®」を主力事業として展開している。2025年1月期の売上高は11億2000万円で、前期比約24%増だ。「コロナ禍でも毎年20%以上売上高が伸びています」と日吉孝夫社長は語る。施工件数は年間で約4500室。平均単価は25万円。現在は大阪、京都、東京、埼玉、名古屋の5拠点を持ち、社員数は約80名にのぼる。
9割は法人
エコバスリフォーム®をした施工事例
同社の特長は、浴室を丸ごと入れ替えるのではなく、既存の設備を生かして部分的に改修する施工技術にある。例えば、浴槽や壁への吹き付け塗装や、天井・床・壁に専用パネルやフィルムを貼ることで、美観と機能を回復させる。また、ユニットバスに変更できない狭小・変形浴室や、築40年以上の古い浴室でも壊さずにきれいにできるのが強みだ。この方法では浴室のユニット入れ替えに比べてコストを抑えることができる。ドアや床のみの改修ニーズも多く、同社はドアのカバー工法や、通気性と防滑性に優れた床材の開発協力にも取り組んでいる。

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