≪被災地の声≫
リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市)では震災直後から電話問い合わせが殺到。「瓦が落ちてしまったので何とかして欲しい」という屋根関係の問い合わせが3日間なりやまず、100件ほど契約した。特に栃木県内で震度6を記録した真岡市、芳賀町からの依頼がほとんどで、倒壊している家もあるという。五嶋伸一社長は「栃木県は海がないので津波の被害はありませんが、地震の影響は大きかった」と話す。瓦屋根の補修の依頼者が切実なのは雨の心配があるため。
現在、全社員を現場へ向かわせている最中で、応急処置としてブルーシートをかける作業に全力を挙げている。しかし、物流機能が麻痺しているためシートが手に入りにくい状況でどれだけ持つかわからないという。不安な状態であるが、社員に対して「栃木県は東北に比べれば死亡者も少なく、まだ恵まれているほう。今こそがんばろう」とメッセージを伝えた。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/06/23更新)
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)1面
-
1653号(2025/06/16発行)10面