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旭化成不動産レジデンス、築古・老朽マンションの建て替えは進む?

旭化成不動産レジデンス、築古・老朽マンションの建て替えは進む?

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業界の有識者が語る≪テーマ: 築古・老朽マンションの建て替えは進む?≫
問題抱える130万戸ストック

 築年数の古いマンションが増え続ける中、建て替えは進むのか。これまで25件のマンション建て替え実績のある旭化成不動産レジデンス(東京都新宿区)は7月27日、マンションストックの現状と、9月に施行される「都市再生特別措置法等の改正」による建て替えについての発表会を行った。築古マンションの何が今問題なのか。

まもなく築50年物件が急増する

 「これから何か対策を取らなければならないマンションが加速度的に増えていくんです」。こう話すのは同社の「マンション建替え研究所」の研究員、大木祐悟氏だ。大木氏は国交省のデータをもとにこう解説する。「1970年の時は日本国内にあるマンションストックの累計数は13万3000戸だったんです。ですが、この後一気に大量供給が始まって、1980年でストック数は94万戸に。10年間で7倍にもなってきているんです」

 問題となるのは、これらの時期に大量供給されたマンションが次々と築50年を迎え始めるということ。「1970年に建てられたマンションは2020年には築50年となり、その後、毎年増えていく。これらのマンションに住まわれる方々に何か対策を取らなけれ
ばならない、と喚起していかなければなりません」(大木氏)

マンションストック戸数の推移

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