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サイト「東京R不動産」運営するスピーク(東京都渋谷区)でリノベーションのデザインも手掛ける。宮部浩幸取締役は「個性」を重視することが大事だと語る。
ツタを生かした「蔦の家」
同社がこだわるのは、住宅の個性を見極めて生かすこと。すべてを作り変えることだけがリノベーションではない。既存の家に価値を見いだして、その家ならではのものを生かすことを目指す。
築40年の2階戸建ての改修事例がある。壁一面にツタが生い茂り、暗く、近所からは「お化け屋敷」と呼ばれていた空き家。一般的な改修ならば、すべてツタをはがして全面改装するところだが、同社は「最終的にこのツタが最大の魅力になるんじゃないか」と考え、生かすプランを作った。ツタを一部切って窓がのぞけるようにしたのだ。「ツタがお化け屋敷の原因ではないんです。誰も住まず明かりがともっていない状態が『お化け屋敷』だったんです」と宮部氏は分析する。

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