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埼玉県の東武伊勢崎線沿線を中心に、中古マンションの買取再販事業を展開するレジデンシャル不動産(東京都足立区)。今期の買取件数は520戸、売上高は70億円を見込む。2012年の設立からわずか5年で業界トップレベルの企業に成功した同社の戦略を内田廣輝社長に聞いた。
レジデンシャル不動産の経年営業実績
独占市場を作り出す
500戸を超える今期の買取見込み物件の9割は埼玉圏内の物件。これはエリアシェアを高めることで、様々なメリットが得られるからだ。
例えば、相場や周辺環境、ニーズといったエリア特性の把握。同じマンションや近隣の物件を扱う機会も増えるため、1度綿密な調査を行っておけば、事前調査を省略することができる。
このため、売買価格の査定や買取決定の迅速な判断と、適正な価格設定が可能。スピーディーな買い取りは、事業効率のアップだけでなく、仲介業者からの信頼獲得にもつながる。
「当社の営業スタッフは、1人あたり月間で5、6戸の買取を行っています。これは他社の2倍ほど。そして、ニーズを知り尽くしているということは販売時の適切な値付けも可能だということです」(内田社長)
また、買取の際に他社と相見積もりになった場合は赤字を覚悟してでも落札することで、エリアシェアを維持している。東日本不動産流通機構のデータ(2016年9月19日時点)によると、東武伊勢崎線の谷塚~久喜間における同社のシェアは51%。
「エリアシェアを確保し続ければ、比較物件の多くが当社の物件になり、自社で相場をつくりだすことができ、仕入れや販売など、あらゆる面で他社より優位に立てます」(内田社長)
自社施工により、低コストのフルリフォームを実現

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