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空き家の新しい活用の仕方が広がっている。主婦の活躍の場にしたり、貧困、虐待に苦しむ子どもたちを救う場にするなど、空き家が次々に生まれ変わっている活動を紹介する。
主婦たちが共同で利用する学園坂タウンキッチン
主婦たちが気軽に開業
「このベーグル、おいしい!」そんな声が聞かれるのが、タウンキッチン(東京都小金井市)がプロデュースした「学園坂タウンキッチン」。飲食業を開きたい主婦を対象に、決まった曜日だけ自分の店舗として使えるシェアキッチンだ。
同社は2010年に設立。北池智一郎社長は、飲食業のコンサルティングをしてきた経験を生かし、「食」を通じて地域のプロットフォームをつくることを目指した。「学園坂タウンキッチン」は、15年ほど空き家だった東京・小平市の商店街の一角を改修。当初は独居老人を対象とした惣菜屋として開業したが、その後、シェアキッチンとして運営をスタートした。
現在、数人の主婦が利用。調理場や販売スペースを兼ね備え、決められた曜日ごとに、ベーグルや手作りジャムなどを販売。通常の飲食店にはない、主婦目線で考えられた商品は、同じく主婦に人気だ。
北池社長は「こういった場所でお店を開きたいというニーズは、決してニッチではない」と語る。

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