年配層とその家族に人気
神奈川県で先ごろ開催された震災対策技術展横浜では、簡易耐震シェルターを展示した2社に注目が集まった。耐震改修よりも安価で、地震の際に倒壊した建物から身を守ることができるため、熊本地震以降注文が殺到。2社とも現在品薄が続くヒット商品となっている。
主な顧客は年配層やその家族。外に逃げるよりは、シェルターにとどまる方がむしろ安全と考えているからだ。
新光産業(大阪府東大阪市)の「WOOD・LUCK」は、7年前の発売で累計300台を販売。熊本地震以降50台以上販売のヒット商品になっている。幅228cm、奥行き118cm、高さ160cmをベースとする木製の商品で、顧客の希望に合わせて10~20cm前後まで、オーダーでサイズ調整が可能だ。素材は柱に10cm角のヒノキ、天板に3cmのスギを使う。主にベッドとして用いることから、強度だけでなく、香りと抗菌性も重視した。強度は65トンの重量にまで耐えられる。価格は45万円からだ。

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