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生活者座談会
今回のテーマ : 中古物件を買ってリフォームした生活者の不満点を聞く
中古住宅を買ってリフォームした方は何に満足し、何に不満を感じたのか。今回はリフォーム会社向けのマーケティング・リサーチ支援を行うえそら合同会社(東京都渋谷区)とともに、中古住宅を購入した2人の生活者を取材。中古住宅リフォーム実施者の生の声をお届けする。
飯田さん(左・仮名・30代、都内に中古マンションを購入)と、坂本さん(右・仮名・60代、千葉に中古一戸建てを購入)
予算は100万円
今回協力してもらったのは60代女性の坂本さん(仮名)と、30代女性の飯田さん(仮名)。坂本さんは千葉県内に中古の戸建てを購入した。現在築49年。飯田さんは都内に築35年の中古マンションを購入した。
まずはリフォームした場所で気に入っている点について聞いた。二人にはその場所を動画で撮影してきてもらい、座談会のメンバー全員で映像を確認。これはえそら合同会社の独自のリサーチ方法。
坂本さんの映像には自宅のユニットバスが映し出されていた。特にお風呂が気に入っているとのこと。「以前の家はタイル張りのバスで、カビが気になった。それほど大きくないけれど、入浴時も暖かくて満足」という。
坂本さんはキッチンとトイレも改修。「前の人が使ったものを使いたくない」のがその理由だ。費用は100万円と決めていたので、それに収めたという。
家が寒い...
ただし、不満もある。「仕事を引退した後、家にいる時間が増えた。家の中が寒いことが分かって嫌。日当たりが悪いので日中でも寒い」。
購入した家は単板ガラス。内窓をつけるなどの断熱化は可能だが「そういう方法で本当に暖かくなるんですか。でも高そう。新築した方がいいんじゃないの」と思っていたとのこと。依頼したのは大手のリフォーム会社だったが、特に断熱化の提案はなかった。「予算のイメージもまったく検討もつかなかったので考えもしなかった」
タンクレスに感動
一方、夫と二人の子供と都心の中古マンションに住む飯田さんは、トイレの映像を撮影してきてくれた。

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