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グリッドフレーム、ストーリーづくりから始める『世界に1つだけの空間』

グリッドフレーム、ストーリーづくりから始める『世界に1つだけの空間』

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 一度訪れたら忘れられない、そんな強い印象を与える空間づくりに定評があるグリッドフレーム(東京都港区)。手掛けた物件は、飲食店からアパレルショップ、オフィスまで様々だ。今回は、田中稔郎社長に同社の空間づくりについて話を聞いた。

グリッドフレーム 1967年にオープンした老舗の喫茶店をダイニングバーに改装11967年にオープンした老舗の喫茶店をダイニングバーに改装。店の奥に行くにつれて、改装前に使われていたクロスを残したり、木の型枠の跡が残っている壁面を見せたりと、かつての面影を感じられるようにしている。
カセットテープの巻き戻しのように、空間全体で現在から過去への時間の流れを表現している

老舗喫茶店をバーに改装

 まず行うのは、物件のストーリーづくり。施主が行う事業の方向性や現場から得たインスピレーションを元に作成する。

 例えば、「REW‐EN」というダイニングバーの場合。この物件は、1967年にオープンし、映画の撮影にも使われたことがある老舗の喫茶店を改装したもの。

グリッドフレーム 1967年にオープンした老舗の喫茶店をダイニングバーに改装2

 田中社長は、物件の趣きと店名からカセットテープの「REW」ボタンを思い浮かべ、現在と過去を結ぶノスタルジックなストーリーをつくり上げた。これに基づいて生み出されたのは、新しさと、かつての雰囲気を感じられる空間。奥に行くほど、以前のクロスや木枠の跡などが残されており、タイムスリップをしているような感覚を味わうことができる。

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