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地盤から中古住宅流通を変える
地盤調査会社が、中古住宅流通に新たな一石を投じようとしている。地盤ネットホールディングス( 東京都千代田区)は2月28日、地盤の強いエリアだけに限定した不動産情報を提供する物件紹介サイト「JIBANGOO(ジバングー)」を開設。地盤を判断基準にした住宅購入を推進していく。
日本全国の強固な地盤に立地する物件を紹介する
地盤の安全な物件200件弱が地図上に
同サイトには全国184件(2月28日時点)の物件情報を掲載している。そのすべてが地盤の強いエリアに立地する土地、住宅だ。
これは、同社がこれまで収集してきた、地盤情報がベース。その上で、同社が安全と考える地盤安心スコア80点以上に立地する物件だけを紹介しているというものだ。
なぜ地盤調査会社である同社が不動産物件の紹介を行っているのか。山本強社長は次のように話す。
「日本で住宅を購入する場合、実際に買ってから地盤調査を行ってリスクが見つかる場合が多い。しかし、弊社がこれまで行ってきた調査をもとにした提供データで検討すれば、地盤リスクの少ない安全な住宅の購入ができるようになるわけです」
同社によれば、日本の居住エリアの中で、地盤が安全なのは実は2割程度しかないという。その2割に立地する優良物件だけを紹介しているのだ。
同社は地盤の安全性の見える化サービスをすでに提供している。スマートフォンアプリ「じぶんの地盤アプリ」を昨年8月にリリース。すでに25万人の利用があるという。
家探しの基準が変わる
このサイトにより、日本人の住宅選びが変わるかもしれない。なぜなら、駅近、広さ、価格といった従来の判断基準にエリアの安全性が加わるからだ。

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