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今どきシニアは家に妥協なし
今、シニア世代の住まい観が大きく変化している。50代を過ぎれば老後のために貯蓄し、慎ましく暮らすという考えから、自分の趣味やこだわりを反映させた家づくりをすることが当たり前になりつつある。今年2月にシニア世代をターゲットにしたリノベーション雑誌「オトナリノベーション」を発行した、扶桑社(東京都港区)の丸洋子編集長に話を聞いた。
同誌に掲載されている事例の1つ。趣味の時計コレクションを展示できる家にリノベした
バブル経験、趣味も豊富
同社はこれまで注文住宅雑誌「住まいの設計」と、20~40代をメーンターゲットとしたリノベ雑誌「リライフプラス」を発行してきた。「オトナリノベーション」では、さらに上の世代、50代、60代を狙う。
第1号では、戸建て、マンション、DIYなど、数々のこだわりリノベ事例を紹介。書店での反応も上々だ。
「オトナリノベーションのターゲットの1つは、『住まいの設計』を読み、家を建ててきたユーザー。子供が独立し、学費という家計の大きな支出がなくなり、浮いたお金で改めて家づくりを考える人たちです」(丸編集長)
新たな「オトナ」とは一体どんな人たちなのか。彼らを読み解く重要なキーワードは、「バブル」だ。
「バブルという経済的に豊かな経験をしてきたからこそ、趣味も豊富でアクティブ。さらにこれまでの高齢者のように、やりたいことを我慢する、ということもしない。むしろ子育て中に我慢してきたことを、『さあ今からは趣味を楽しむわ』と解放するような、イケてるじじい、ばばあたちが今のシニアたち(笑)」(同編集長)
趣味もこだわりも一流
我慢しないシニアたちは、趣味を思いきり楽しめる家づくりを行う。

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