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古材生かした古民家再生
リフォームの平均単価は4000万円。本紙調査で最も高額なリフォームに取り組んでいることが分かったのが共栄ホームズ(富山県富山市)だ。高単価な理由は100坪級の古民家を全面改装するリノベーションにある。
1)古民家の良さをふんだんに取り込んだリフォーム
新建材にはない価値
「古民家の太くて丈夫な柱や梁は非常に貴重で良質なモノ。今、手に入れようとしたらとんでもない金額になる。だから古民家リフォームには価値があるんです」。こう語るのが武田安広社長だ。
同社のどのリフォーム事例を見ても他社とはっきり異なるのが、柱と梁の存在感。築50年から100年の古民家を改修する場合がほとんどで、その時間を経た古材を家の象徴としてあえて残す。これが新建材を使ったリフォームでは出せないオリジナリティとなるのだ。
また、全体的に和風のテイストが多いが、古くさくないモダンな仕上げも人気の理由だ。もちろん基礎や躯体の補強を行い、永く住むことができる高耐久化も欠かさない。
単価が4000万円と高いのは坪数が大きな古民家を手掛ける場合が多いためで、これを新築するとなれば1億円かかるケースも珍しくないという。「4000万円でも実はお得だと感じてリフォームする人が多い」(武田社長)
2)梁を見せ、風合いを残す
3)光をふんだんに取り込んだデザイン
3世代100年引く継ぐ住宅
そして最近特に注力しているのが、2世帯化リフォームだ。他県で働いていた子供が戻って来て、2世帯で同居したいという親からの依頼が多いという。「世代を超えて引き継がれる、良質な木造住宅の再生、これが私たちの目指すもの」と武田社長は話す。

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