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中古売買時に建物調査の告知義務化
北海道札幌市を地盤に中古住宅仲介やリフォーム事業を手掛けるスミタス。佐藤直樹社長は「インスペクション」のこれからについてどう考えるのか、聞いた。
⑴ 建物調査は普及するでしょうか?
普及します。第一に、やはり宅建業法の改正が大きいでしょう。斡旋の義務化となるので、消費者がインスペクションを求めてきますので、その求めに応えていくことになるでしょう。また、業界の中には、インスペクションを広めていく動きも活発になってきてます。弊社も、その一社です。
さらに、ポータルサイト運営事業者も、インスペクションの推進とその情報公開を考えています。すでに、LIFULLさんのサイトが発表しており、8月ぐらいからその仕組みを実践するでしょう。ますます、インスペクションの話題が、消費者の目に触れます。
⑵ 告知義務化によって懸念されるトラブルやマイナス面は何かありますか?
まだ、インスペクションの第三者性について明確ではありませんが、インスペクションの導入により、不動産業界、 リフォーム業界で悪用する企業も生まれるでしょう。悪くないところも、問題ありという検査結果を出し、リフォームの受注を取ることや不動産会社が検査結果を黙殺することで、売りの媒介を取ること、また、検査結果を悪くして、その物件を安く買い取ることなど、想像できます。すでに存在してるかも、しれません。ただ、どの業界にもモラルのない企業は存在します。宅建業法の罰則強化なども生まれそうな気がします。
⑶ 売り主、買い主どちらのインスペクションがより普及しそうですか?

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