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CHINTAI・エイブルリフォーム、築40年一軒家をリノベ

CHINTAI・エイブルリフォーム、築40年一軒家をリノベ

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要約すると

・CHINTAIが、築40年超えの一軒家を宿泊施設へとリノベ
・古い建材をあえて残し、新しい素材と調和させたことがポイント
・泊まってこそわかる魅力発信を、施設を通して広めていく


街に住むように泊まる宿

 長年空き家となっていた築40年超えの一軒家が宿泊施設へと生まれ変わった。CHINTAI(東京都港区)のWebマガジン「haletto(ハレット)」が開始した宿泊事業「haletto house」の第一号物件「halettohouse 001 KOSHIGOE」である。この宿をプロデュースした「haletto」編集部の鈴木直道氏と、それを形にしたエイブルリフォーム(東京都港区)デザインラボグループの知野愛子氏に案内してもらった。

築40年の一軒家をリノベーションした「haletto house001 KOSHIGOE」築40年の一軒家をリノベーションした「haletto house001 KOSHIGOE」

古さになじむ新素材を追加

 「haletto house 001 KOSHIGOE」は江ノ島電鉄の腰越(こしごえ)駅(神奈川県鎌倉市)から徒歩1分の場所にある。

 リノベーションのポイントは、古い建材をあえて残し、新しい素材や設備と調和させているところ。「調和の加減が心地よさにつながっている」と知野氏。例えば、照明や型板ガラス、浴槽などは昔から使用されていたものをそのまま生かしている。畳や障子など傷んだ部分は張り替え、トイレとキッチンは新しくしているが、全体的に大きくデザインは変えていない。

キッチンは新調し、バルミューダなど人気の家電を揃えた(左)床だけ張り替え、浴槽やタイルはそのまま生かした(右)キッチンは新調し、バルミューダなど人気の家電を揃えた(左)
床だけ張り替え、浴槽やタイルはそのまま生かした(右)

 「今の時代に新築として入れることが難しく、魅力的なものは極力残しました。木の劣化が目立たないように新しい素材も取り入れながら、雰囲気も残すところにこだわりました」と知野氏は語る。初めて訪れても、どこか懐かしさを感じるような空間をつくり出している。「この家には元々の良さがあったので、家に合わせた家具をこだわって揃えました。鎌倉のアンティークショップで購入したものもあります」と鈴木氏は語る。

居間に置かれた家具はカリモク60のもの居間に置かれた家具はカリモク60のもの

写真集や地図で街を紹介

 この物件は二階建てで、一階にはキッチンやお風呂、そして居間がある。居間からは、海の風を感じる小庭に出ることができる。二階は寝室が2部屋。ベッドと机の置いてある部屋と布団が敷ける部屋がある。ベランダからは海も見える。

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