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カチタス、土地・建物込みで1300万円

カチタス、土地・建物込みで1300万円

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要約すると

・カチタスの中古物件が評価され、人気を集めている
・施工を効率化し、価格の安さ・快適性・トラブル原因回避を並立
・ニトリとの業務連携も本格化させ、数万戸の販売を目指す


お得感ある「戸建て」人気

 買取再販最大手のカチタス(群馬県桐生市)。前回の2月20日号では、中古住宅の独自の仕入れ方法についてレポートした。今回は仕入れた物件をどうリフォームするのか。そして、業務提携しているニトリとの戦略について、新井健資社長が語る。

カチタス ニトリ製家具・インテリアの主な設置対象空間はLDKニトリ製家具・インテリアの主な設置対象空間はLDK。
家具・インテリアをそのまま住宅に付けて販売する点がポイント

地方のニーズにマッチ

 カチタスの販売物件が人気な理由は「お得感」にある。同社の物件の平均販売価格は約1300万円。同等の条件の新築物件と比べて、半額程度の価格に設定。メーンターゲットである、住宅の一次取得者層のユーザーにとっては、月々のローン支払い額が、住み替え前の賃貸住宅の賃料と同等以下となるため、「お得感」のある価格設定となっている。

 ただし、安いだけではユーザーは付いてこない。そのため、同社では内装や外装、水まわりの設備などの目に見える部分の改修に加え、雨漏りや給排水管、シロアリといった後々トラブルの原因となる部分にまできちんと手を加えている。これは一般的なユーザー価格では700~800万円かかる工事内容だが、部材の仕入れや施工を効率化することで、300~400万円まで費用を抑えている。

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