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鶴身印刷所
大阪のJR京橋駅から徒歩約5分。第二次大戦前に建設された当時は小学校の講堂として、戦後は印刷所兼住み込みの従業員住居として使われた建物が、この4月にテナントビルとして生まれ変わった。今後はオフィス、店舗、工房、そしてワークショップスペースが混在した施設として機能する。
ビル名は前身の屋号を引き継ぎ「鶴身印刷所」。施工したアートアンドクラフト(大阪府大阪市)は、オーナーの希望に沿って可能な限り以前の姿を残したリノベーションを実現した。
After:(4)2階の講堂は、白壁に天井の梁を生かしたデザイン
Before:(1)リノベーション直前の2階(写真提供:Arts&Crafts)
持ち味を生かしつつ耐震レベルを補強
「鶴身印刷所」は木造2階建て。数年前に廃業した後は、機械や石版石など印刷所時代の物がそのまま仕舞われたままの状態。リノベーションでは、そこにあった木材や石版石などを再利用し、同時に現行の基準まで耐震レベルを引き上げる工事を行った。基本的に床は板間で、あえて柱構造を見せる。かつて学校だったという歴史と当時の技術を物語るデザインにこだわった。
(2)エントランスの様子
(3)2階へ通じる階段。手すりは、元小学校だったことをイメージしたデザイン
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