蒼樹、泊まれる映画館が誕生

廃倉庫をリノベーション

　不動産活用のコンサルティングや運営を行う蒼樹（ソーウッド・東京都墨田区）は築40年経つ工場兼倉庫をリノベーションし、初の自社運営となる複合施設「Theater Zzz」（シアター ズィー）をオープンした。

シアタールーム兼ホステルになる部屋

　この施設の一番の特徴は宿泊施設と映画館、カフェが同じ場所で体験できること。中でもシアタールーム兼ホステルになる部屋がユニークだ。

　入って右側にあるシアタールームは、最大18人が宿泊できる。「夜空を眺めながら映画を見ることができる場」（包怡萱代表取締役CEO）を目指した。

　床は段差状になっており、段差の部分は収納スペース。この中には、宿泊時にテントを張った際に使う寝具などが入っている。コンセントも付いており、仕事もできる。

　床一面には人工芝がびっしりと張られ、天井にはドライフラワーが5、6種類ほど敷き詰められている。入り口のドアも木枠になっており、自然の中にいると感じられる。