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《よみがえる古民家》長屋を風情生かした民泊施設に、「外国人から見た日本」を意識

《よみがえる古民家》長屋を風情生かした民泊施設に、「外国人から見た日本」を意識

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魚 彦

 林泰介建築研究所(大阪府大阪市)は、築70年以上の長屋を民泊施設「魚彦」にリノベーションした。この長屋は林泰介氏の父親が所有していたが、長らく空き家になっていた。

林泰介建築研究所 築70年以上の長屋を民泊施設に改装築70年以上の長屋を民泊施設に改装

林泰介建築研究所 「魚彦」は林氏の父親が営んでいた魚屋の名前「魚彦」は林氏の父親が営んでいた魚屋の名前

長屋ならではの坪庭が生む心地良さ

 長屋の風情を残した昭和レトロな民泊施設へと生まれ変わった。「外国人から見た日本を意識して、意図的に和を誇張したところもあります」と林氏。近所に住むお年寄りは懐かしいと喜びながら中を覗いていくという。若者にとっては逆に新しさを感じるような空間になっている。

 これまでも改装を繰り返していたため、玄関の扉はアルミサッシになっていたが、木でつくり直した。玄関には土間を設け、キッチンを配置。土間から上がったところにも広々としたスペースをつくった。「一棟貸しの民泊なので、たまり場がいると思ってつくりました。2階への階段があって部屋にしても落ち着かないので、ぜいたくな使い方をしました」と林氏。

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