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積水ハウスグループ、「暮らしの中で働く」ワークスペース

積水ハウスグループ、「暮らしの中で働く」ワークスペース

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住宅事業のノウハウを活用

 働き方改革が推し進められる中で、よりリラックスした状態で働くために、まるで住まいの一部であるようなオフィスが登場している。大手ハウスメーカーの積水ハウスグループ(大阪府大阪市)の1社である積和建設近畿(京都府京都市)が設計・施工を行ったコワーキングスペース「engawa KYOTO」だ。同社の山﨑正則設計長にリノベーションの特徴について聞いた。

積水ハウス ワークスペースに設けられた長押が特徴ワークスペースに設けられた長押が特徴。長押を住宅と同じ高さにすることで、自宅で作業しているような心地良さを演出

 「engawa KYOTO 」は、京都市の四条・烏丸エリアにある7階建ての商業ビルの1、2階部分にあった店舗をコワーキングスペースへとコンバージョンした施設。広さは1階350平米、2階370平米。

 エントランスをくぐるとまず目につくのがワークスペースに設けられた長押だ。オフィス全体の天井高は3メートルだが、長押の高さは2.4メートルと、あえて一般的な住宅の天井高に設定。加えて、長押に間接照明を設けることで、柔らかのある明るさを生み出している。床材には無垢板に防汚処理を施したフローリングを採用。そして、コピー機やシュレッダーを別室に置くことでオフィス感をなくし、「暮らしの中で働く」というコンセプトのもと、自宅のような心地よさを実現している。

積水ハウス ワークスペースとエントランスの間に壁はなく、高さ1メートルほどのカウンターで区切られているだけワークスペースとエントランスの間に壁はなく、高さ1メートルほどのカウンターで区切られているだけ。外との境をあいまいにすることで、「縁側」のような開放感をつくり出している。エントランスには交流装置の1つとして、ギャラリースペースも併設

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