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アメリカ、ハワイ州の現地時間2月18日、TOTO(福岡県北九州市)、大建工業(大阪府大阪市)、YKK AP(東京都千代田区)の3社合同によるTDYリモデルセール、スマイル作品コンテスト2019の表彰式が開催された。当日は全国から有力リフォーム会社86社、159人が参加した。全二回のリポートのうち第一回は作品コンテスト受賞作をご紹介する。
【リポート/編集部 高田遥介】
全国最優秀賞
「古民家リモデルの処方箋!」 創造工舎(奈良県橿原市)
リノベーションで、床には黒のコルクタイルを張っている。YKK APの窓のおかげで開放的になり、陽射しが差し込む
古色塗装とコルクタイルで古民家再生
全国最優秀賞を受賞したのは、創造工舎(奈良県橿原市)フラン真美ヶ丘店の「古民家リモデルの処方箋!」だ。昨年同社はTDY総合リモデル賞を受賞している実力店。応募総数約1800件のトップにたった。
今回のリノベーションの最大の魅力は、古さを残しつつ現代のニーズを組み合わせた点だ。まず南の和室2間と縁側だった部分をLDKに改装。サッシはYKK AP製のアルミ樹脂複合窓「エピソード」を採用し、中央のキッチンにはTOTOの「ミッテ」を取り入れている。
リビング中心には、TOTOのミッテを設置
「キッチンとつながって暮らすのが、今のリビング。そこでキッチンを窓に向かい合わせになるように置いて、カウンターにはナラのオークを燻製にしてつないで設置しました」(フラン事業部・篠田三起子部長)
また、床タイルには黒のコルク材を使用。一方天井は現しにして柿渋を混ぜた古色塗装を施したので、かつての色と今の色が心地よく混じりあうデザインになった。
性能向上も行った。玄関土間の床下に土間断熱を入れ、素足で歩けるように。南側に廊下も併せて陽の光が入り、寒かった家に温かさを入れた。
奥のひさしは、過去の物件で出た廃材を活用している
2階の部屋は、物置からフリールームにリノベーション。古い梁は残して、そこにハンモックなどをかけることができる。
また縁側の欅の無垢板を玄関の式台に、古いタンスを収納に再利用するなど、コストを抑える工夫も評価を上げた。
元の家は、築66年の2階建て、195平米という木造戸建て。リモデル期間は110日と、約3カ月半かかった。リノベーション費用は、1820万円。
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