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素材感を楽しむ空間誕生
大阪・天神町にある築約25年の賃貸マンションに、リノベーションによって鉄骨フレームを生かした一風変わった2つの空間が誕生した。仕掛けるのは、建築設計プロデュースを行うLDK(東京都中央区)と双日新都市開発(東京都港区)だ。「素材感を生かした」とLDKの玉田敦士社長は強調する。
★この商品のポイント★
(1) 特殊な艶消し塗装
(2) 自由にレイアウトできる棚システム
マットなチャコールグレーの鉄骨フレームが特徴的なインダストリアルな空間
原状復帰無縁の棚システム
リノベーションした2部屋のうち1部屋は、インダストリアルな空間に仕上がった。生まれ変わった空間でひときわ異彩を放つのは、壁際にずらりと並んだ鉄骨フレーム「X-FRAME」だ。これは、軽量鉄骨パネルシステム「LGSパネル」をマンションのエレベーターに乗せられるサイズ(1000mm×1900mm)に加工したもの。単なるペンキではなく、粉体塗装焼き付けという特殊な艶消し塗装を施している。この部屋ではX-FRAMEを限りなく黒に近いチャコールグレーで塗装し、天井と壁をグレーで左官塗りしている。玉田社長は、全体的に空間をグレーで仕上げた点にひとつの新しさがあると語る。「まずは艶を消して荒い素材感を出し、それに対して鉄骨フレームを並べました。マンションそのものが持つコンクリートの素材感を助長しています」
また、同パネルシステムは、ライフスタイル雑誌「Daytona」とコラボレーションした建築ブランド「DAYTONA HOUSE × LDK」のオリジナルパーツ「FASブラケット」によって、自由にレイアウトできる棚システムでもある。「入居者が思い切ってリフォームしたくても、原状復帰義務があるためポスター1つ張ることもできない。しかし、このシステムは現状復帰義務と関係なく自分の世界を作ることができます。さらに、棚に幅の広い板を付けるとデスクにもなる。飽きのないことが一つのポイントです」(玉田社長)

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