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単価2000万円リノベーション年25棟受注、「新築以上の性能で粗利26%確保」アルティザン建築工房のノウハウ大公開
1501号(2022/04/18発行)14面
中古住宅のリノベーションを年25棟ほど手がけるアルティザン建築工房(北海道札幌市)。同社は社員10人という少数精鋭で、5億7000万円を売り上げる。粗利益は1億5000万円ほど。極力単価の高いリノベを受注することで生産性を高めている。
【リポート編集部/芦原拓】
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」300万円の補助金も
リフォーム平均単価はなんと2000万円。新築以上の性能を中古住宅でも実現できるという提案がコンスタントに受注できるポイントだ。同社では築50年の中古物件でも耐震等級3、C値1.0以下、UA値0.28以下という高性能住宅を実現。これを消費者にアピールする。
新谷孝秀社長は次のように話す。「躯体だけを残して解体したら、新築で骨組みを作り上げた状態と同じです。そこから断熱材を入れ、外壁、屋根、お風呂をつけるなどといった工程は変わらない。また、見積もりを出し、計画をして、こまめにお客様と打ち合わせをしないといけないという意味では、実は500万円でも2000万円でも手数は一緒。ですが性能を上げれば補助金を活用することもできます」
省エネ、耐震、維持管理、劣化対策の4つの基準をクリアすることで、国の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」により最大300万円の補助金が出ることも、消費者を惹きつけるポイントだ。

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