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買取再販を手掛けるプレイス・コーポレーション(神奈川県横浜市)は、旧耐震基準の木造戸建てを性能向上リノベーションして再販を行うユニークな企業だ。これまでに7棟、性能向上リノベーションに取り組んだ。販売価格は高額だが、高性能化を実現することで他の再販物件との差別化を図り、販売につなげている。
性能重視した戸建て再販強化
断熱等級6、耐震等級3目標に
同社のホームページには、性能向上リノベーションに力を入れ始めた時期から、物件紹介ページに住性能を掲載
販売価格は約7000万円
同社は2021年以降、年2、3棟のペースで性能向上リノベを手掛け、販売している。昭和50年代の旧耐震中古木造戸建てを中心に購入し、地元の工務店と連携して性能を高めるリノベーションを企画。平均単価は2500万円と、再販物件としては高い施工費用をかけて改修している。販売価格も、メインである鎌倉市エリアのなかでは高い6000万〜7000万円代だ。
求める性能は、UA値0.46以下の断熱等級6、新築に劣らない0.4以下のC値、上部構造評点1.5以上の耐震等級3以上。もちろん、すべての物件で実現できるわけではないが、常に高い性能の実現を目標にすることで、他の再販物件との差別化を行う。
同社の事例で最も代表的なものは、2021年に初めて性能向上リノベーションした事例だ。築約50年、約134平米もある2階建ての戸建て。リノベーションでは、屋根はグラスウール230mm、壁はグラスウール105mm、床はネオマフォーム66mm、サッシはYKK APの樹脂窓「APW330」、またYKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用した。その結果、UA値は2.9W/(㎡・K)から0.39W/(㎡・K)、上部構造評点は0.3から1.61へと大きく改善し、HEAT20 G2レベル相当、耐震等級3相当まで引き上げられた。
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