ジャパン・ビルド、リノベ＋家賃保証 新サービスで空室対策を後押し

　ジャパン・ビルド（東京都渋谷区）は、賃貸住宅を対象にリノベーション付き家賃保証サービスを開始した。賃貸住宅の空室を、賃借人に借りやすい内装へ同社がリノベーション（リフォーム）したうえ、サブリースする形で家賃を保証する。

　リノベーション費用は、経年劣化等により修復が必要な部分までは同社が負担。残りの金額については、平米数で区切った定額制のリノベーション料金を提案していく。

　家賃保証は、木造と鉄骨の保証は不可だが、RC住宅は適用できる。契約期間ごとに家賃の見直しを行う点は、これまで同社が手掛けてきた家賃保証サービスと同じだ。

　「空室対策として部屋のリノベーションを選択するオーナー様をさらに支援していきたい。そのための費用を出すことで、当社とオーナー様の間にウィンウィンの関係を築ければ」（担当者）

　すでに既存客を対象にサービスの紹介を行っている。実際に契約に至った案件では、20平米以上の部屋で総額85万円となり、そのうち約40万円の費用を同社が負担した。

　今後、既存客からサービスの紹介を進めていく。賃貸住宅の空室対策や資産価値の向上を考えながらも、費用面から踏み切れずにいるオーナー等が対象だ。3年目に年間50件の契約を目指す。