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山一ホーム、「中古仲介+リフォーム」が好調

山一ホーム、「中古仲介+リフォーム」が好調

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 千葉県柏市のリフォーム会社、山一ホームの「中古仲介+リフォーム」事業が好調だ。1回11万部の中古物件紹介チラシで、8~15件ほどの案件が発生し、8件ほど仲介やリフォームの依頼が入る。仲介から派生するリフォーム単価は平均500万円と高額で、今後も同事業を強化する。

 同社は、千葉県の柏市、鎌ヶ谷市の2拠点で展開するリフォーム会社。前期から、新築・仲介事業もスタートし、全体売上高は7億2000万円(リフォームは5億5000万円)。今期(6月決算)は、「仲介+リフォーム」のリノベーション事業で3億円の売り上げを計画しており、年商9億円以上を目指す。

 リノベーション事業の集客の要となるのが、物件チラシ。2カ月に一度のペースで配布しており、一度に60~70件の中古物件情報を掲載する。特に重要視するのが、1000万円以下と1000万円台の情報掲載ボリュームを多くする点だ。

 「1000万円以下と1000万円台の物件はリフォームをしないと住めないと思っている人が多い。逆に2000万円以上は、既にリフォーム済みで、いくばくか新築よりも安ければと考えている人が多いので、リフォームがあまり発生しません」(知久輝昭社長)

 チラシに掲載する物件情報は、知り合いの不動産会社からやレインズから選定。同社での仲介には至らず、他社仲介物件へのリフォームだけの契約になることもあるが、1回のチラシ配布で仲介3件、リフォーム5件、合わせて平均8件ほどの受注となる。

 また、物件を買い取り、リフォーム済み物件として販売する買取再販事業も今年から始め、戸建て住宅1棟と、マンション1戸の2件を販売した。今期中にあと3件の販売を目標にしている。

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