リノべる、2店舗同時オープンでショールーム13カ所に

　中古マンションのリノベーション事業を手掛けるリノべる（東京都渋谷区）は出店を加速している。3月28日、神奈川県横浜市と埼玉県川口市の2カ所にショールームをオープンした。これにより店舗数は13拠点となった。山下智弘社長は「4月以降も関西に2拠点、関東に2～3拠点出す計画がある」と話す。

拠点を増やし拡大を図る

　横浜ショールームは住宅展示場「ハウスクエア横浜」内に出店。オープンスペースと実際のリノベーションを体感できるモデルルームスペースで構成されている。

　面積は約105平米。

　モデルルームスペースはキッチン＆リビング空間、バス＆トイレ空間、ベッドルームの3部屋。オープンスペースには現在は駄菓子屋風の空間を再現し、展示場来場者に関心を持ってもらう狙い。子育て中のファミリーにはキッズルームとしても利用してもらう。中古マンションを買って全面改装したい30代ユーザーをターゲットにしている。6～7人のスタッフで運営し、年間23件のリノベーション受注を計画。1件の改修単価は850万円ほどを想定。

　また、川口ショールームは川口駅徒歩6分のマンション一室を改修して作った。90平米。こちらも中古マンションの全面改装を体感できるようになっている。初年度は24件の受注を目指す。

　主にウェブサイトにて集客を図っていく方針。年間訪問ユーザーは47万ほどで、4月以降の今期では倍の訪問者数を計画している。

　なお、同社は現在13カ所の展示場を展開しているが、うち10店舗が直営。3店舗はＦＣ。昨年末には多数のベンチャーキャピタルから資金調達をしており、店舗展開などに投資していく。