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- > シングルマザーを支援するシェアハウス佐平建設
沖縄県初のシングルマザー向けシェアハウスが那覇市に誕生した。手掛けたのは佐平建設(沖縄県那覇市)。これは入居者をシングルマザーとその子供に限定した施設だ。

3月からは1泊1000円で宿泊体験を実施。現在2組が利用しており、ヒアリングを行いながら、7月の正式入居を目指す計画だ。
同社はマンション2戸の壁を取り払い、150平米のシェアハウスに改修した。室内の共用部は約100平米で、ほかに8.55~11.34平米の5部屋を設けた。
共用部では、特に母親が快適に過ごせるように3点について工夫した。1点目は2850ミリの大型キッチンの導入。各家庭が広く使えるように配慮した。2点目はユニットバスとシャワールームの併設。同エリアではシャワーで済ます人が多いことによる。3点目は、洗濯機、乾燥機、洗面台それぞれの2台設置。各家庭の生活時間が重なっても大丈夫なようにした。
家賃は4万8200円~6万3200円。これに加えて2万円で、夕食調理やチャイルドシッターのサービスを提供する。
今回この施設を開設した理由はシングルマザーとその家庭の支援。「沖縄県ではシングルマザー率が他県に比べて高く、またその半数が賃貸住宅に住んでいます。中には生活保護を受けて就業できていない女性もいます」(柿本洋常務)
同社は近隣の賃貸よりも安く住居を提供。また、各種支援を充実させ、入居者の自立を目指していく。

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