新築かリノベか迷う顧客を対象とした集客イベントの実施に注力

新築やリフォーム・リノベーション、不動産などの事業を手掛ける北王（北海道札幌市）はセミナーなどの集客を強化し、2026年6月期の売上高を前期比34％増の31億円、そのうちリフォームの売上高を前期比11％増の5億7000万円と計画している。

OB顧客交えたトークイベント開催

今期の主な施策は3つある。1つ目は新築かリノベか迷う顧客を対象とした集客イベントの実施だ。例えば、「暮らしと住まいの案内所」の開催に加えて、セミナーも定期的に開催していく。1月には、同社でリノベを行ったOB顧客を交えたトークイベントを実施し、約10組の参加者から好評を得た。従来は、例えば新築を検討する顧客に対して新築の担当者が対応し、ヒアリングを経てリノベの方が適していると判断した場合に、リノベ担当者へ引き継いでいた。現在は、セミナーなどを通じて集客した顧客に対し、新築・リノベの両方を提案できるベテランスタッフが初期対応を担当。両者のメリット・デメリットを説明したうえで、顧客のニーズに応じて新築またはリノベの担当者に引き継ぐ体制に改めた。これにより、より早い段階で適切な提案につなげられるようになった。

同社でリノベを行ったOB顧客を交えたトークイベントを実施した