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日本ホームステージング協会(東京都江東区)は「ホームステージャー」認定事業を開始した。「ホームステージャー」とは、売却予定の中古住宅を魅力的な物件に仕立てるプロ。片付け、掃除、インテリアコーディネートなどで演出し、なるべく早期に、より高い金額で売却することをサポートする。
協会では「ホームステージャー」2級と1級の2つの資格を始める。2級は1日の講座と試験に合格すれば取得できる。片付けや掃除、インテリア演出の基礎を学ぶ。料金は2万3760円。
1級は上級テクニックを学ぶ。さらに家具の搬入・搬出、不要家財の知識、プレゼン方法、実務研修等を行う。料金は8万6400円。
想定している資格取得者は、不動産売却を手掛ける仲介会社やリフォーム会社の営業マンなど。3年後に5000人の有資格者を見込む。不動産売買を促進するために売却予定の家を飾り付けるというホームステージングは米国が発祥で、30年前からサービスがある。
杉之原冨士子代表理事は「住宅の資産価値を高めるために、あらゆる手法で演出することで、住みたい、買いたい家にするのがホームステージングです。徐々に増え始めている日本国内での中古住宅を円滑に流通させていくためにホームステージャーを育てていきたいと思っています」と話す。
杉之原代表はスタッフ全員が女性の片付け会社サマンサネットの社長。家を売りたいというユーザーから、部屋が片付かなくて困っているから見栄えよく片付けてほしいという相談を受けたことが、このホームステージングを始めようと思ったきっかけ。
昨年12月から2級だけの資格を開始し、既に50人ほどが取得している。7月7日、8日には講座と研修を予定している。

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