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民間企業がリフォームで、街を盛り上げようという動きが、活発化している。各社空き家の改修やDIYで、新たなビジネスを立ち上げている。最新の注目事例をリポートする。
松戸が芸術家の街に
千葉県の北西部に位置する松戸市。建物が老朽化し、廃れつつあった松戸駅前に今、アーティストがこぞって移住してきている。
このムーブメントをつくり出しているのは、まちづクリエイティブ(同市)。同社はDIY可能な賃貸物件を仲介しており、手頃な価格で住居兼アトリエ・作業スペースを求める芸術家から人気を集めている。
まちづクリエイティブが仲介する、築41年のマンション。
大工や建築士も入居しており、初心者でもDIYの助言を得られる環境が整っている。
また木材カットや塗装ができる共用スペースもある
同社を立ち上げた寺井元一社長は、アーティストやスポーツ選手を支援するNPOを運営している。寺井社長が参考にしたのは、海外で「クリエイティブシティ」と呼ばれる現象。これは廃墟となった街をアーティストが不法占拠し、芸術の街となることで活性化するもの。この街再生の仕組みを、賃貸仲介を通じて実現できないかと考えた。
同社では近隣の賃貸オーナーと交渉し、DIY可能な賃貸物件を用意。時にはアパートだけでなく、ホテルをコンバージョンして賃貸にすることもある。入居の申し込みは、同社のウェブサイト「マッドシティ」から行うことができる。
移住してきたアーティストは、絵描き、音楽家、舞台芸術家、ガラス作家、芸術大学生など様々。事業開始以来、その数は200人を超える。
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