リーダー育成で粗利向上
「若手社員に希望を持たせるよう、常にマンネリ化しない経営を心掛けている」
そう話すのは、神奈川県で住宅塗装を手掛けるウイングビルド(神奈川県綾瀬市)の若林均社長。
同社の売上高は約2億円で、塗装職人を12人抱える。数年前から力を入れているのは、若手リーダーの育成。職長クラスの社員に現場ごとの原価、粗利調整を実施させ、目標達成の計画立てとマネージメントへの意識付けを行った。また職人が営業も行うように業務フローを変更。当初は営業現場での戸惑いもあったものの、このような成果もあり、直近では月の粗利が39.8%まで到達した。
今年から、新たにデザインコンクリート施工も開始した。コンクリートで岩などを表現する特殊技術を職人に身に付けさせることで、塗り替えだけでなく、付加価値のあるリノベーション工事を提供していく。今後は職人だけでなく、デザイナーの採用も検討している。「4年後には、4、5億円まで売り上げを伸ばしたい」(若林社長)

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