今年6月、同文館出版から「専門工事で直接受注100%を目指す!1年で『脱下請』するしくみ」が発行された。著者は、屋根や雨どいのリフォームを専門に行う村松板金(愛知県西尾市)の村松利孝社長。同社は22年前に下請け建築板金の仕事から、元請けリフォーム店に転換した。そのノウハウとは?
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脱下請け化を決意したのは、村松社長が20代後半の頃。売り上げは今より多かったものの、下請け板金会社として危機感を感じていたという。
「元請けからは『この値段でやれ』、『見積もりもただでやれ』と言われ、支払いも遅い。当時は専務でしたが、負債が大きく、自分が代表になった時は負債がどのくらいになるのか、正直とても怖かった」
元請けの比率を少しずつ高め、3年後には完全に脱下請け化、その後数年で黒字転換に成功した。現在、経営の傍ら、脱下請けしたい専門工事店支援も行っている。

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