・マツミは様々な販促活動を通じて元請け転換に成功、8.5億円を売り上げる
・会社のミッションを強く打ち出すことによる、他者との差別化が最も重要
・「13の徳目」という小冊子を使い、スタッフのレベルの向上も同時に行う
庭・外装リフォーム特集
~外装 2~
今回は「庭」「外装」といった家の外回りの改修に強い企業をピックアップし紹介する。他社とどう差別化しているのか、リポートする。
「ミッション」経営が受注増やす
外壁塗装・防水工事で8億5000万円を売り上げているのがマツミ(大阪府茨木市)だ。元々はゼネコンの下請けが軸だったが、さまざまな販促活動を展開することで元請け転換に成功。近年業績を伸ばしてきている。
職人の作業着やチラシ、パンフレットに「ミッション」を示す
販促活動で最も効果的なのが、「会社のミッションを強く打ち出し、他社との差別化につなげること」と実松大輔社長は話す。そのミッションとは「親兄弟の建物と思い塗らせて頂きます」。この文言は社内に掲げられているのはもちろん、同社のあらゆる販促物などでも連発して使用している。具体的には、ウェブサイト、SNS、ブログ、メール、チラシ、DM、会社概要、さらには職人の作業着にまで入っている。
「お客さんが家族や身内だったら手抜きしますか、いい加減な提案をしますか、現場は汚くても平気ですか、ということをみんなが考えるためにこのフレーズをとにかくさまざまなところで打ち出しています。お客さんへの宣伝でもありますが、私どもが良いサービスをするための行動指針でもあるんです」(宮脇美樹専務)

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