売上高は前年同期比0.5%減の144億円
メインの白蟻防除は新規1.5%減、更新4.1%増
アサンテ(東京都新宿区)は5月8日、2020年3月期の決算を発表した。売上高は前年同期比0.5%減の144億3200万円、営業利益は同2.0%減の22億3900万円、経常利益は同2.9%減の23億8000万円となった。1人当たり売上高は増加したものの、営業職の人員減少(5.9%)や消費税増税、新型コロナウイルス感染症の影響による消費マインド冷え込み等の要因から、売上高は同6800万円減少した。
サービス別の売上高では、白蟻防除において、新規防除が同1.5%減となったが更新防除が同4.1%増となり、白蟻防除全体では同1.1%増の59億4100万円だった。また、湿気対策は同2.4%増の32億3300万円、地震対策が同4.9%減の46億1500万円となった。地震対策が減少し、白蟻防除、湿気対策が伸びた。今期売上構成比は白蟻防除が(新規防除21.1%、更新防除20.0%)、湿気対策が22.4%、地震対策が32.0%である。
なお同社では、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、新規顧客に対する訪問営業は当面自粛する見通し。一方で、事業の社会的責任を考慮し、広告宣伝活動を通じた白蟻対策の必要性の訴求や、既存顧客への対応、申込対応については行っていく予定だ。
業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に算定することが困難なことから、未定としている。

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